どのSNSが効果があるかどうかと言う話が出ることがあるが、それはリーチ対象を誰にするかによって変わってくる。
セミナーで「もう、✖︎✖︎✖︎の広告はダメだ」と不特定多数に言う講師がいるみたいだが、単純に理解や経験が足りないか、意図的に欺いているかのどちらかだと思う。対象者が閲覧するメディアであれば広告主によっては効果が出るのである。
みんながもうダメだと思っているFAX広告で効果が出ているお客様もいる。対象にリーチできて、競合に埋もれなければ良いと言う感じである。メルマガで大きな集客を続ける会社もある。
ターゲットに合わせた広告が良いと言うことなのだが、SNS広告はターゲットに対して打ちやすく、即効性が有るので注目を集めている。
今日はSNS広告で成功するための基本を一言だけ述べる。
SNS広告に限らずどの広告でもそうだが、単発広告は成功しないことが多い。広告にはある程度認知度が必要だからだ。認知度が上がるまで、広告を継続したり、ニュースメディアに出たりする必要があるのだが、それがないのに一本広告を打っただけではそううまくはいかない。継続が必要なのだ。
一方でSNS広告は数百円、数千円から広告が打てる手軽さがあるのだが、多くの企業が数千円の広告で稟議を挙げて実行するようだ。接待交際費は事後承認のところも多いのに、数千円の広告が事前稟議という会社もある。
稟議承認のコストも考えたら、現場のマネージャーに枠で予算を持たせて実行させたほうがはるかに効率的である。
報告も数千円の広告単位で報告を挙げさせるのではなく、月間で報告を上げさせないと、管理オーバーヘッドが高すぎて、広告の打ち手数が減り、スピード運営の会社の後塵を拝するのは自明の理である。
SNS広告はスピーディーに実行してその反省を次に活かすだけで経験が蓄積していく。この考え方に疑問を持つ方は成功しているSNSサイトと自社を比べると良い。その手数の差が分かるはずだ。手数が多いのには理由があり、その改善が必要なのだ。
広告だけではないかもしれない、そろそろ日本企業も欧米企業のように権限委譲を進めるべきかもしれない。但し社員が優秀であることが前提だが。