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OpenSourceGuide
2006/11/30-2007/9/30


ビジネスマンの常識!オープンソースとは!?



オープンソースは無料のソフト!?

ここでは、オープンソースの意味合いを初心者向けに解説させていただきます。オープンソースと問えば、「無料のソフトウェアでしょ?」という言葉が返ってきそうです。読者のみなさんの中にも、そういった認識を持っていらっしゃる方も多いと思います。これは、日本にオープンソースという言葉が上陸した際に、主要のメディアがこぞって「オープンソース=無料ソフト」という表現を多用してきたからです。しかしながら、そもそも「オープンソース」という言葉において「オープン」にも「ソース」にも、無料という意味は含まれていませんよね。つまり、オープンソースとは無料ソフトという意味だけではないのです。 ちなみに、オープンソースはオープンソース・ソフトウェアと呼ばれたり、頭文字をとってOSSOpen Source Software)と呼ばれたりします。反意語としては、商用ソフトウェアやプロプラエタリーソフトウェア(proprietary=独占の、独自の)となります。

オープンソースの定義を確認しましょう

オープンソースというのは、その言葉の通り、ソース(ソフトウェアのプログラムの源という意味であり、ソフトウェアを生業にする会社にとっては、お金を稼ぐネタになります)を公開(オープン)したソフトウェアという意味になります。業界発展のため、著作権権利所有者の権利保護と、ソースを公開する際及びその利用方法にルールが明記されています。

オープンソース10個のルール

1. 再配布は自由であること。その際にライセンス料などを要求してはならない
利用者にとってはどうしてもこの「無料」というのがインパクトありますね。

2. ソースコードがプログラムに含まれているか、第三者が入手できること
これにより、第三者がソフトウェアを改良できるようになります。

3. 派生ソフトウェアの作成を禁止してはならない。また、派生ソフトウェアを元のソフトウェアと同じライセンスの下で配布することを禁止してはならない
派生ソフトウェアの作成及び配布について、著作権者の権利を極力保護した上で、制限を加えないということです。

4. 作者のソースコードの完全性を保つこと

著作権者の成果物を明確にするために、ソフトウェア変更しても、オリジナルなソースがわかるようにしましょう、ということです。 また、オープンソースの発展を妨げるような、えこひいきや、差別などを排除する項目として下記があります。

5. 特定の個人やグループに対して差別してはいけない

6. 使用する分野を限定してはいけない

7. 何らかの追加ライセンスに同意することを前提としてはならない

8. 特定製品でのみ有効なライセンスとしてはいけない

最後に、他のソフトウェアには影響を及ぼさないこと、影響されないことを定義しています。

9. 他のソフトウェアのライセンスに干渉してはならない

10. 技術的に中立でなくてはいけない
特定の技術に依存して、他の技術から影響を受けないようにするという意味です。 製作者である著作権所有者を保護しつつ、業界発展のため、妨げになるような制限を排除した極めて理想的な「自由」を明記した素晴らしいライセンスだと思います。 注)以上の定義は一般的なオープンソースの定義であり、最近は上記の定義にのっとっていないオープンソース・ソフトウェアと主張されているソフトウェアもありますので、利用者は注意してください。また、本文章から派生した一切の責任は負いかねますので、ご利用の際は、オープンソースに詳しいソリューションプロバイダーもしくは、当該ソフトウェアのライセンスをご確認ください。

<関連リンク>
Opensource.Org(英語原文)
IT Linux用語辞典
ASCII24 デジタル用語辞典
日立システムアンドサービス オープンソース用語辞典





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